ドラフト・デイのレビュー・感想・評価
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終盤のドラフト会議本番まで耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ作品。
NFLドラフト会議で繰り広げられる頭脳戦。
各チーム10分間の持ち時間の中で目まぐるしく事態が動く。
ドラフト会議本番での怒涛の展開は、さながらジェットコースターのよう。
爽快感、困惑、緊張、そして再び爽快感。
強引な風呂敷の畳み方の見事さにはグッときました。
また作品の前に流れるNFLドラフト会議の説明。
NFLに馴染みが無い日本の観客にも作品が楽しめるよう説明映像が流れる親切設計も好感が持てました。
全くNFLの知識が無い私も作中のドラフト会議を楽しめました。
惜しむらくはドラフト会議までの準備段階。
終盤のドラフト会議に向けてサニーGMに次々と難題が迫るのですが。
その殆どが話のための話という感じで登場人物達に感情移入し難い。
第一の刺客、恋人アリ。
同チームの経理担当の彼女が重大告知。
受け止めきれないサニーに失望して冷淡な態度を取り、サニーを困惑させる。
作中何度も「NFLに、このチームに人生を捧げている」的な言葉を吐く彼女。
にも関わらず、よりにもよってドラフト・デイにGMを惑わす謎の行動。
言動不一致の彼女に全く感情移入出来ません。
第二の刺客、ペン監督。
色々な事情を抱えつつ弱小チームの立て直しを考えて移籍したばかりの彼。
「俺のチーム、俺のチーム」と言う割には裏で結構な事をしでかしている。
結局は有耶無耶になるものの彼がやった事を考えると。。
この人にも全く感情移入出来ません。
第三の刺客、サニーの母。
同チームの過去の名将の妻として認知されているにも関わらず。
よりにもよってドラフト・デイに…以下省略。
どの人物も「よりにもよってドラフト・デイに」という行動が多過ぎ。
その一方でNFL愛、チーム愛を語るので苛々してきます。
で、その言動不一致の最たる人物が主役のサニー。
GMがどの程度権限を有するかは分かりませんが…独断専行が過ぎる。
独断専行を実施出来る程に有能かと言えば。
あまり後先考えずに目先の利益と見えない将来に惑い続ける。
あまつさえ大事なドラフト・デイに恋人の機嫌を取ろうとウロウロしている。
終盤の爽快感を演出するために無能に描かれ過ぎている印象を受けました。
終盤のドラフト会議本番まで耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ本作。
本人役として数々の選手等が登場していたようなので。
NFLが好きな方はより楽しめる作品になっていると思います。
最後の爽快感を楽しむため、長い長い溜めを待てる方。
オススメです。
悩んでるなら見るべき映画!
久しぶりにのめり込む感じの映画だった!
いやー面白かった!笑
途中でちょっとだけ、ん?ってなるけど後々理解できるから大丈夫!
最後の方は軽く うるっと来てしまいました>_<
NFLは13年シーズン辺りから見始めたけど
そんな私でもよく理解できて凄い面白かった!
最初にちゃんと説明あるから
不安な人でも大丈夫!
本当に見るか悩んでるんなら見るべき!
究極の頭脳戦。起死回生のクレバーな逆転劇!!
【賛否両論チェック】
賛:緊迫感溢れるドラフト会議の模様が、臨場感たっぷりに伝わってくる。主人公のクレバーな逆転劇も見事。
否:如何せんドラフトのルールが複雑なので、ついていくのがやや難しいかも。スポーツに興味がないと、非常に退屈しそう。
ドラフトならではのルールを駆使して、主人公が奇策を打ち出す様が、観ていて痛快です。まさに頭脳戦といった感じで、ドキドキ感が続きます。ラストも、
「その手があったか!!」
という感じで、一本取られますね(笑)。逆に言うと、それくらいルールが複雑なので、理解出来ないと全然面白くないかと思います。
良くも悪くも、日本人には少し馴染みの薄い世界ではあるので、その辺りの好き嫌いは大きく分かれそうな作品です。
真剣勝負だから、面白いんだろうな。NPBでは見られない。
NFLのドラフト会議の熱い一日を描いた作品。
日本のプロ野球のドラフトとは異なる所が多いですね。①完全ウェーバー制、②指名権のトレード、③指名時間10分と言うところが重要なポイント。特に、②が、この時間内でも指名権トレードが可能なため、物語で重要な位置を占めますね。
それと、日本のプロ野球でもごくごく一部で真似事はしていますが、GMと監督と言うのは完全に分業されていると言うのも、アメリカのプロスポーツの面白いところですね。物語上、サニーとペンが対立するような時もありますが、結局のところ、監督もGMの部下と言うこと。なので、実は戦っているのは監督ではなくて、GMなのかと思います。
それと、ドラフト、トレードに際して、サラリーキャップを気にしているところも面白いです。アメリカは、サラリーキャップ制がありますからねぇ。それを超えてしまうようであれば、誰かをトレードに出すか、あるいは諦めるか、そう言う話になりますからね。
舞台がNFLと言うことは、アメリカのスポーツはやっぱりアメフトなんですね。MLBやNBLじゃないんですね。そして、この自体も大きなビジネスになっているようです。ドラフト自体がダイナミックで、物凄く物語になるとは。凄いな。
日々闘うビジネスマンには心震わさずにはいられないストーリー
NFL(National Football League)。
世界最大のエンターテイメント界、その未来を担う金の卵にプライドと人生を掛けて仕事人達が熾烈・白熱の頭脳戦、心理戦を展開するドラフト会議、日々闘うビジネスマンには心震わさずにはいられないストーリー。
日本が向こう100年かけても絶対に敵わない産業は軍事産業、そしてエンターテイメント産業。改めて凄い!ドラフト会議まで最高のエンターテイメントショーに仕立てる。
人口は3倍、名目GDPは3.5倍。ところが貧富の差は日本の比ではない国民1人の平均可処分所得に落とし込むとわずか1.5倍。世界最高のエンターテイメント興業もローマ帝国時代のコロッセオとは違い、富裕層のみで成り立っているわけではない。このデータに日本のスポーツ興業、どこかにヒントを見出せるのでは?
NFLファンなので!!
公開時期がスーパーボウル直前。この時期のアメリカのスポーツニュースは、アメフト一色、どっちが勝つか、あらゆるデータを駆使して、大騒ぎですね。
個人的に、アメフトは映画鑑賞と同じくらい大好きなだけに、映画ストーリーを楽しむより、ドラフトにかかる選手側やGMとかのフロント陣について、興味深く拝見しました。
NFLが協力してますので、かなりリアルに出来ている印象です。
セリフとかで、例えばCBとかQB、RB等アメフトについて知らないより知っているにこしたことはないが、
本編始まる前に、ドラフト制度について説明がありますし、概ね、大丈夫です。
内容は地味ですが、簡単に言うと、人間模様を含め、ライバルチームとのやりとり、駆け引きが見所でしょう。
ドラフトの舞台裏にびっくり
アメリカン・フットボール(NFL)ドラフトの日にスポットを当てたエンタティメントは、ゲーム感覚のドラフトの舞台裏に驚きながらもスリリングな展開にぐいぐい引き込まれました。
ちょっとメタボだったり人間くさかったりするケヴィン・コスナーが、なんだか新しい魅力を感じる役でした。
NFLドラフトのルールは、日本の私たち向けのイントロが用意されているので、試合のルールさえわかってない私でもOKでした。
恋人役のジェニファー・ガーナーも好演で、懐かしいTVドラマ「プリズン・ブレイク」のマザコン看守が意外と普通の役で登場しているのも嬉しかったです。
スリリングなだけではなく、登場人物を巡る様々な人間模様がたくさん盛り込まれていて奥行きもあるし、GMといえばどうしても野球の『マネー・ボール』と較べてしまうのですが、負けず劣らずおもしろかったです。
自分の未来がドラフトで決まる
人の弱みに付け込んだドラフトでの駆け引き、しかし、この駆け引きは、各チーム側のGM達の一方的なやり取りなのでは。。。
結局、選手たちはこのドラフトで運命が決まってしまう。
そんな中でも選手の事も考えながら行動している者もいた。
ハラハラする部分もあったのですが、何故かドラフトのルールが納得できない部分もあったので、作品の評価があまり良くならなくなってしまいました。
ケビンコスナー三のGM役は、流石です!
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