「消化不良な勝ち試合」ドラフト・デイ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
消化不良な勝ち試合
話的には王道的なスポーツ・ドラマ。
弱小チームのGM。プレッシャーのし掛かるチーム再建。
監督や選手、恋人との関係。
果たして、“大逆転”を決められるか…?
ケヴィン・コスナーを始め豪華キャストの好演。
アイヴァン・ライトマンの演出も軽快。
しかしこれ、アメフトやドラフトに興味やある程度知っておかないと置いてきぼりを食らう。
そもそも自分はアメフトには全然ってくらい無頓着だし、
一応分かるようには描かれてはいるものの、ドラフトの仕組みも日本とは違う。
それを考えてる内に話はとんとん拍子に進んでしまい…。
勿論日本とは違うドラフトの仕組みや知られざるアメフトの舞台裏こそ見所。
遂に始まった運命のドラフト。駆け引きはちょっとでも隙を見せたら負けてしまう頭脳戦。
そして試合さながらの大逆転劇…!
それはそれで爽快だったが…、もうちょっとスポーツに馴染み無い者でもすんなり見れるような作りだったらなぁ…。
作品的には悪くない。
でも、勝ち試合なのに、何だか消化不良。
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