「自由は自分の手でつかみ取る。主人公の悲壮な決意の前篇。」劇場版「進撃の巨人」前編 紅蓮の弓矢 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
自由は自分の手でつかみ取る。主人公の悲壮な決意の前篇。
【賛否両論チェック】
賛:与えられた安全を捨て、自らの運命を切り開こうとする主人公の姿に胸を打たれる。予備知識が要らないのも嬉しい。
否:巨人に食べられる描写など、グロいシーンが続く。
原作やアニメ、いずれの知識もなくても大丈夫です。1つの作品の前編として観られます。特筆すべきは、何といってもその世界観。人間を滅ぼしうる脅威に怯え、かりそめの安全神話にすがって生きるだけの日々を捨て、危険でも自らの自由意思で道を切り開こうとする主人公の姿が、とても印象的でカッコイイです。後編へと謎を残す終わり方も、続きが観たくなる感じでイイですね(笑)。
巨人は人間を喰らう生き物なので、そうしたグロい描写も結構あるのが難点ですが、実写映画化も決まっている話題作ですので、是非ご覧になってみて下さい。
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