「骨太な役者陣」インファナル・ディール 野蛮な正義 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
骨太な役者陣
正統派な主人公を演じる時のデフォーはかなりの確率で存在感が薄くなるというか、クセのある脇役や悪役だからこその魅力が炸裂する役者。
変な口髭を蓄えたマット・ディロンに不安要素もあったが、本作の役所は渋くて格好良かった。
途中までトム・ベレンジャーだと気付かなくてビックリしたが、ラストのデフォーとの対面は「プラトーン」を意識してしまう。
単なるアクション映画と思いきや、渋い役者三人の起用が功を成し、骨太なクライムアクションとして良作の域に達している反面、地味なイメージが拭えないのが残念でもある。
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