「コンカツ定食」がじまる食堂の恋 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
コンカツ定食
最初から四角関係がわかりやすくて困ってしまった。優しい嘘と、気を引くための嘘。人の心を汲み取ることができる人、人の心がわからない人。そして追いかけてきて欲しい人ばかり・・・だけど、恋愛成就というのは本音で向き合うことが大切だということを教えてくれるストーリーでした。
沖縄を舞台にした映画はなぜか人間の優しさが伝わってくる。タクシー運転手だって大らか(見えないけど)。全国で一番安い料金なのにね。そんな名護の名物でもあるガジュマルの樹を中心に、嘘と本音がぶつかり合う奇妙な四角関係。BGMはボサノバのリズムに沖縄音階のメロディ。どことなく「デサフィナード」を想起させられる。
ただ、沖縄の方言があまり聞かれず、食堂の常連で警官役の肥後さんのイントネーションだけが際立っていた。莉子役の竹富聖花の演技がちょっと・・・といった感じ。そんな中、食堂を駆け回る子どもたちが「今カレと元カレ」という的確な言葉を!彼らが最も洞察力があったんだな~
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