「ミステリー要素が残念」サボタージュ 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリー要素が残念
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ゴア描写やDEAのチンピラぶりなど、きれいごとじゃない感じが素晴らしかったし、アクションもすごくよかった。特に冒頭の殴り込みと山小屋の銃撃戦がよかった。
ところが、一人ずつ隊員が殺されていくが犯人が分からない、というのと、1000万ドルを誰が盗ったのかの謎解き要素が非常にしょぼい。どっちも聞いてずっこけた。特に殺人犯は、隊員の女で「私の金を盗ったから」という理由で殺していたのだが、殺したところでお金が戻るわけではなくバカっぽすぎる。
これまでデビッド・エアー監督はシナリオで、リアリズムとエンターテイメント性を兼ね備えた素晴らしい作品を手掛けて来ていただけに残念だった。ご本人としても不本意ではないだろうか。プロデューサーがセンスのおかしい人だったのだろうか。
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