劇場公開日 2014年11月7日

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「シュワの哀愁で強引に乗り切った作品かな」サボタージュ スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5シュワの哀愁で強引に乗り切った作品かな

2015年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

中盤まではかなり面白かったのに、終盤のまとめ方があまりに酷すぎてビックリ・・・(苦笑)
中盤までは間違いなくシュワ主演のA級映画だったんですけどねぇ、終盤はDVDスルー系のB級映画状態へと化してしまいました(それはそれで嫌いではないのですが)
最後はシュワの哀愁でかろうじて乗り切った印象ですが、特別シュワ好きじゃない方が見たら、この説得力の無さ、雑さ加減に落胆した方も多かったことでしょう。

消えた1000万ドルの行方、一人づつ消されていく最強麻薬取締局特殊部隊、それぞれが疑心暗鬼になり、一体どう言う結末を迎えるのか、ドキドキしながら中盤過ぎまで見入ってしまったのですが、犯人の正体唐突過ぎだし、話の説得力0過ぎでしょ!
最後の金の使い道も捻りなしでしたし、途中で監督替わったんじゃないかと思えたぐらい、とにかく落差の激しい映画でした。

まあねぇ、ある程度キャストで犯人の想像は付いていましたけど(名前的にほぼ三択)、あれだけ無駄にグロ描写満載で惨殺したのは一体なんだったのか、もう少しちゃんと脚本練ってほしかったなぁ(苦笑)
一応ガンアクションやカーアクションはありましたが、メインはサスペンスでしたので、さすがにパワープレイで押し切るには無理がある内容だったんじゃないかなと。
一人一人消されていく展開はかなり個人的ツボな作風で変に期待値が上がってしまった分、余計に終盤の雑さ加減にゲンナリしてしまいました。

まあ私はシュワが出ていればそれだけで楽しめる人間ですので、この内容でも最後にシュワの葉巻ふかした哀愁たっぷりな姿を見たら溜飲も下がったのですが、脚本はさすがに褒められたものでは無かった印象ですね。
しかし最強部隊と言うよりは、あなた方がチンピラだったような!
特にサム・ワーシントンなんて途中まで誰だか分からなかったぞ(笑)

スペランカー