「あぁ、まぁ、うん」ハーモニー へてろさんの映画レビュー(感想・評価)
あぁ、まぁ、うん
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おおよそ原作準拠でよかったと思うが同性愛描写が強すぎです、原作にないのにあえてそういう描写をなぜ盛り込んだのか不思議に思います。
主人公の心情描写だったり世界設定なども説明不足感があったので、トァンとミァハでイチャイチャしてないでそっちに時間割いて欲しかったですね。
後半からのラストシーンもなかなか良くわからないです、どうしてそうなったのか。
最後のトァンのセリフのおかげ(原作にはない)でトァンがただのわがままメンヘラ女になっちゃいました。原作読んだ私は「何言ってんだ?」と思いましたし同行した原作未読の友人も「心情描写が足りない」と言っていましたしまぁ微妙でした。
ラストで銃を撃ったあとのコーカサスでの話もバッサリいかれましたし、これはトァンの物語をテクストで抽出したものであるという要素も説明が足りない気がします。原作とは異なりますが不都合はないのでもう無くしても良かったんじゃないですかね…。
雰囲気映画としても微妙だし脚本重視な知的映画としても微妙です。
どうせならどちらかに振ってほしかったです。
あ、ざっくり見れば面白いですよ。掘り下げて考察しようとすればもやもやします。
この世界が気になる方は映画を観たあと原作読んでください。そのほうがよほど納得できると思います。
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