「意識-意思=気≒木→木偶の棒」ハーモニー いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
意識-意思=気≒木→木偶の棒
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「大災禍(ザ・メイルストロム)」と呼ばれるその事件の後、世界は新たな組織「生府」によって統治されることになった世界。
※以下はネットで調べて下さい。
自分のような学力の劣っている馬鹿には、かなり難解なストーリーである。元々SF小説だから、分からないところ、不明なところは読み返してみたり、語彙を調べてみたりしてから徐々に理解してくるのだろうが、なにせ映像はドンドン先に進んでいく。当然だし、だからこそ小説を一読してからではないとおいてきぼり感に満たされてしまうことをひしひしと感じた。とはいえサイバーパンクが激しく香り、とても興味をそそられる内容ではある。
小説未読の観客から言わせれば、話題に上がっている『ラストシーン問題』は、あまり気にならない。当然なのだが、どっちが正しいかは観客それぞれの気持ちでいいのだとおもう。自分としては、そもそも思春期にある女子校特有のステレオタイプ的な関係性みたいなものをベースにしているのだから、あいいう結末が自然なのだろうと思うのだが。父親よりも愛する女性に想いを抱くのは仕方がないこと。
画面いっぱいに彩られるピンクのトーン、そして街はまるで毛細血管に覆われた肺のようなデザイン。人間の体内で起こっているかと錯覚するような、メタファーを含んでいる演出を感じさせた。
今年見たアニメでは最高な出来栄えだと感じる。
個人的には、ハーモニープログラムを発動させて貰って、人間を捨てたいけどねw
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