「他の作品とは違った角度から人工知能を解釈した映画」オートマタ ロさんの映画レビュー(感想・評価)
他の作品とは違った角度から人工知能を解釈した映画
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宣伝文句とはすこし相違がある。
人間と冷酷なロボットの戦いなのかと思いきや、そのロボットが意外にも穏やかで戦うことはしない。
人工知能を扱った映画の永遠のテーマとして、ロボットには、魂や感情はあるのか、という問題がある。
多くのSF映画が、人工知能は頭はいいが感情が理解できない、だから人間を超えられないという考え方で描かれている。
時には人間がロボットに対して「愛」とは何ぞやと説くような場面があったりするのだけど、この映画の終盤、ロボットと人間とのやりとりが、大人に諭されている子どもを見ているようだった。
(クレアが風俗ロボットなこともまた「愛」の存在について考えさせられる部分。
ダンスを踊ったクレアは、自分に与えられていた役割をこれまで通りに果たそうとしただけなのかもしれない、でも、ごめんと謝られて静かに去る姿はどこか悲しそうでもある。)
技師と言われる存在がロボットだったことは、何となく読めてしまった。
あとはおっさんがいっぱい出てきて見分けがつかない。笑
点数は4に近い3.5点。観てよかった。
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