「ハリウッド版「ミスター味っ子」?」カワイイ私の作り方 全米バター細工選手権! うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッド版「ミスター味っ子」?
バター細工コンテストを題材にした、ハートウォーミング・ストーリー。
虚栄心の塊の主婦ローラが、15年間バター細工選手権で優勝し続けてきた夫を支えてきたことを誇りに、今年も優勝を狙っていたが、夫はもう参加しないと宣言する。
そこで、自らがエントリーし優勝をめざす。
一方、孤児院で暮らす少女デスティニーは、里親の理解のもと、思わぬアートの才能を発揮し、バター細工選手権にエントリーする。
そこに、クセのあるキャラクターたちが絡み合い、様々なドラマを紡ぎ出していく。
結末は、ちょっと意外な方向に行きますが、いい映画です。
ヒュー・ジャックマンが、しょうもない悪役で出ていますが、自分を殺して役になりきっているので一瞬、彼とわからないくらいです。
また、アリシア・シルバーストンがキャリアを積んで、理解ある里親を好演しています。
ジェニファー・ガーナーは制作にも名を連ねていますが、きっと、夫のベン・アフレックに影響を受けて、作り手としての情熱も発揮しているのでしょう。
とにかく、一度は華々しい脚光を浴びたハリウッドスターたちが、力の抜けたいい演技を披露していて悪くない映画です。中でも子役のタイ・バーレルは自然体を貫いていて、とてもいいと思います。
2014.4.16
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