「お互いの立場で考える。」クローバー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
お互いの立場で考える。
今作と近キョリ恋愛は全く観るつもりがなかったんだけど、
他に観るものがない&フリーパスが勿体ないという理由で
ついつい観てしまいました(何かイケないことしてるみたい^^;)
まぁ…こんなオバサンが観てゴメン~、と思いつつ、
初めからジャニタレ出演の少女マンガ系なのだ。という体で
観てみるとこれがけっこう最後まで飽きなかった、わーい。
そもそもドS男の定義がよく分からない。
昭和前期の我が家の父親あたりは…これそうか?とも思うが、
今まで出逢った(例えば会社の上司)イヤな男の典型は、
何かといえば女を見下す男だった。女はコレやるのが当たり前。
女のくせに何やってんの?女なんだから当然弁当を作るだろ?
…あぁ、うっせえっつーの!!
そもそもお前こそ男のくせに何をやってんだ!?給料泥棒か?
と思える奴が、大抵こういうことを平気で言う人間だったので
あー確かに…過去に出逢ってはいたんだな。
でも今作の大倉忠義くん、まったくドSには見えないなぁー。
あんな程度でドSとか言われたら、チト可哀想だよねぇ。
今作の上地雄輔の方がよっぽどタチの悪いドS男に思える。
一見物分かりが良く人当たりの良さそうな人間ほどタチが悪く、
付き合い出した途端に男をぶら下げ豹変するのは目に見える。
初めから自分の弱点を相手にハッキリ見せて隠さないのは、
正直さに於いて悪い人間じゃないと思うなぁ。嘘ついてないし。
扱いづらい点では沙耶の方も同様、勝手にいなくなったり、
初恋の男と消えたり、どんだけ心配させるんだお前!って感じ。
特筆すべきは沙耶の友人。木南晴夏が演じた一葉はさすが。
男女両面で物事を考え、互いの立場を明確にアドバイスする。
こんないい友人を持って沙耶という子は本当に幸せだなと思った。
初恋のハルキを演じた永山絢斗は、またこういう役ですか^^;と
思うところ多し。どこか受け身系の優しい顔立ちだからなのか?
こっ恥ずかしい告白シーンとか、も~女子が大喜びしそうな展開。
俳優陣もやりながら、かなり笑ってしまったらしい。
(でも幸せな話っていいね。仕事が辛くても夢があるのは楽しい)