「大きな感動があったと思う、とても真に迫るいい映画です。手持ちカメラ...」あの日の声を探して VANeRopさんの映画レビュー(感想・評価)
大きな感動があったと思う、とても真に迫るいい映画です。手持ちカメラ...
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大きな感動があったと思う、とても真に迫るいい映画です。手持ちカメラでの撮影が真実をしっかりと伝えてくれる。
ボロボロ泣くような演出がある訳じゃないしそういった意味で感動するとは全然違う感動がしっかりと詰まってる。
再会シーンや少年の心が開けてく過程は心温まるものでした。少年の傷は癒えるのだろうか。癒えて欲しいと願います。
そんな中、強制入隊させられる若者の変化が暴力の恐ろしさや人間の愚かさを刻々と伝えてる。おぞましいです。平凡な若者がドンドン人の死に鈍感になって、しまいにはなんでも無くなってって軍に戦争に染まっていくのは衝撃。でも武器を持って戦場に繰り出す上では正常な精神なのか、屈強と言えば屈強だが、どうしても人外としか思えない行動に鳥肌が立つし顔も歪む。
今も何処かで似た行為が行われてる訳だからゾッとする。どう考えたらいいか、何もできないしちっぽけなもんですよ。みんなこの映画を観て、他人事に可哀想と思うだけだろうし、僕も変わらないんだけども。
結局みんな正月には笑って家族や恋人と過ごすんですよ。当たり前なんだけど、それが当たり前じゃない人達がいるのに。それを責めれないですしね当たり前なんですけど。そういった事も描かれた内容です。
やはり平和が大切です。宗教やら利潤やらで奪っていいものじゃないですよ。なんか悲しくなります。
映画として、オープンニングとエンディングのつながり、最後にして全ての時系列が整う辺り、おうって思う。なるほど感がある。
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