「極限状態下の環境で人間がどのように変わっていくのか?」あの日の声を探して 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
極限状態下の環境で人間がどのように変わっていくのか?
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『陽だまりハウスでマラソンを』と同じように題名と内容の違いに驚いた。邦題に「?」をつけたい。極限状態下の環境で人間がどのように変わっていくのか。息を呑むような場面に言葉が出なかった…。街の中で、青年が軍に強制入隊されてからの変貌ぶりは明らかであった。この映画は、チェチェン紛争に巻き込まれた者達が自分の生活を否応なく振り回されていく悲しずぎる残酷すぎる作品であると思った。最後の方で弟と姉が偶然再会する場面は、作品の中の一つの感動的な挿話にすぎない。でも、話の全体から見れば、それはそれで素晴らしくて良かった。
戦争をするということは、人間の精神・理性・常識が完全に吹っ飛んでしまうんだなということに気づかされた。
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