「声を探すことはできるのか」あの日の声を探して critique_0102さんの映画レビュー(感想・評価)
声を探すことはできるのか
監督ミシェル・アザナビシウスにとって「声」は世界そのものだ。第84回アカデミー賞受賞作の「アーティスト」では、あえて無声ですべてを描き、今回この作品では、一人ひとりが生きる世界の「声」を探した。
失われてしまった声は、それぞれ人によって違う。
家族を奪われ失ったものもいれば、
隙間を満たすためにその声を求めようとするものもいた。
自らの声を見失い、周りもまた自分もそkない始めるものもいた。
彷徨う犬。声を失われた者たちは、自分の失われたその声を求める。
オフィスでは多くの言葉が混じり合う。
それが多声と無声のコントラストを強調する。
コメントする