劇場公開日 2015年7月18日

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「悪いハナシではないが、まだるっこしい」チャップリンからの贈りもの りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0悪いハナシではないが、まだるっこしい

2015年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

チャップリンの遺体誘拐までの状況を丹念に描いていて、そのあたりが、どうにも冗長でまだるっこしい。
監督のグザヴィエ・ボーヴォワは『神々と男たち』を撮ったひとだが、あの映画もまだるっこしい映画だったように記憶しています。

ところどころに、チャップリン映画を髣髴とさせるオマージュシーンはあるものの、チャップリン本人の映像は『街の灯』のラストシーン近くのワンシーンと、短編『霊泉』(かな?)の比較的長いシーンが観られる程度。

御大ミシェル・ルグランの少々派手目な音楽自体はいいが、渋めの劇伴がないので、全体としては音楽だけが浮いちゃっている感がなきにしもあらず。

115分の尺をあと20分ぐらい縮めれば佳作になったんだけれど。

りゃんひさ