「日々沼池沼」日々ロック 基地害さんの映画レビュー(感想・評価)
日々沼池沼
クリックして本文を読む
『日々ロック』
ロックを「描く」のは難しい。ロックというジャンルは正直クソ面倒くさい。うるせえファンが世の中に溢れかえっているからだ。そして好き嫌いも複雑でバラバラ。作品で打ち出される「ロック感」の主張が強すぎると、それに合わない人々は全く共感できない排他的な作品になってしまう。
では今回の『日々ロック』はというと、個人的には青春パンクとじじいのノスタルジーとしてのロックが合わさったような、観ていてウザくて恥ずかしくなるロックだった。決定打はRCサクセションの「雨あがりの夜空に」をこれがロックだ!と二階堂ふみが歌い始めた時。これ…最後まで観れるかな…。
ただ、ライブシーンは撮影が上手いので格好良く「観える」。ラストシーンは結構ジーンときた。でもそれだけ。SR三部作にあったような感情を揺さぶるシーンは無かった。
でも、きゃりーぱみゅぱみゅには少しだけ優しくなれるような気がする。
コメントする