「ジャッキーアクション復帰?」ポリス・ストーリー レジェンド kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキーアクション復帰?
クリックして本文を読む
アクションは前作で最後と宣言したはずの、ジャッキーの最新作刑事アクション。
と、言っても、当初はアクション映画にする予定ではなかったとか。ジャッキーは監督(兼、脚本・編集)に騙されたとインタビューに答えている。
確かに、作り方によっては心理サスペンスにもなりそうなストーリーだ。
が、“ことの真相”が登場人物達によって語られる肝心要の部分が弱い。主犯の妹や、妹の恋人については何ら伏線が引かれておらず、最初からジャッキー親娘の確執で引っ張っておきながら、クライマックスでいきなり犯人と妹に主軸が移ってしまった。
予見を映像で見せたり、過去をカットバックで見せたり、映画的な工夫はあった。
ほぼ密室劇だが、室内も建物周辺も異世界な感じが出ていてよかった。
さて、アクションシーンだが、ジャッキー往年のスピード感はないが、振り付けに変化があって減り張りがきいている。
クローズアップを多用してるのは、ハリウッドのハヤリに影響されているか。
やはり、ジャッキーのアクションは全身の動きを追って欲しいのだが、年齢的な衰えもあるだろうし、迫力を出すにはこの演出になるか。
スローも多用してるが、これはジャッキーならではの魅せかただ。
本作がポリスストーリーのシリーズとして作られたのかどうかは知らないが、シリーズ最高傑作のコピーはやり過ぎ。
コメントする