劇場公開日 2014年3月29日

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「どういう背景か予習必須」HUNGER ハンガー(2008) 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0どういう背景か予習必須

2015年1月30日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

それにしても凄い。

監督の長回しの演出も見事だが、役者陣、特に〈マイケル・ファスベンダー〉が凄い。

前半は気づくのに時間帯がかかるが、後半からはとにかく圧倒される。

8〜9分くらい長回しをする、長丁場のセリフ。そこからさらに4分くらい長回しをする長丁場のセリフと普通だったらもう大変な部分を感じさせない演技をしているのが凄い。

さらに、見てるこちらがハラハラするほどのガリガリを見せ、演技もしっかりと見せるという見事な役者。

もちろん役者以外にも監督の演出はもう鬼畜以外のなにものでもなく、『それでも夜はあける』も良かったが、今作がこの監督で一番の作品でしょうね。

この監督の暴力のシーンはなんとも居心地が悪いものです。

ただ時代背景はちょっと勉強しないとわからない部分があるのでサッチャー政権の勉強をしないと動機はよくはわからないかな…

だけど走馬灯のシーンは深い部分になっていて余韻に深みがある作品でした。

作品に向き合うゆき平