「主人公の魅力不足」種まく旅人 くにうみの郷 肉ネ~ムさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公の魅力不足
シリーズ前作『みのりの茶』に比べ、圧倒的に主人公に魅力がない。とは言っても必ずしも栗山千明がダメという訳ではない。
人物像がまったく描けていないのだ。なぜ農水省に入ったのか、仕事への向き合いかたや1次産業に対する考えかた、いや、それ以前にそもそもどんな女性なのかさっぱりわからない。なので淡路島でなにを感じなにを学びどう変わったのかまったく伝わってこない。
薄っぺらいセリフでしか情熱を持っていることを表現できていないうえに、なぜ?どの体験で?っていう肝心な説得力があまりにたりない。
キャリア官僚が地方にドサ回りして、そつなく任務を遂行した素っ気ない業務報告、みたいな映画。
栗山千明ほかキャストが気の毒。
根岸季衣はいい味出してました。
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