ラストミッションのレビュー・感想・評価
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硬派を装ったファミリードラマ
前書きに余命宣告されたベテラン・エージェントなどと有りますし主役がケビン・コスナーとくれば哀愁漂うシリアスなハードボイルド作品と想像するでしょうが、硬派を装ったファミリードラマでした。原作・脚本にリュック・ベッソンの名があり、納得です。
年頃の娘に手を焼いている悩み多き父親たちに捧ぐリュック・ベッソン流のガイドブックでしょうか、アクション・シーンは少ないですがそこはベッソンですから本物、ベタなファミリードラマにならぬよう随所に遊びを入れる余裕さえみせて楽しませてくれます。
渋いケビンコスナーでなければ安っぽいコメデイになるところですがにやりともせずにこなすので可笑しさが増します。パスタ・ソースのくだりは絶品です。
こういう脱力系のアクションもたまにはいいですね。
自転車
しっかりアクションもあってユーモラスな部分もあって、残された時間の中での別れた妻や娘への愛も描かれていました。
思うところもあって、結構泣きました。
人生が終わるときは、大切な人に囲まれて幸せな時間をすごしたいですね。
アクション映画なのに笑える
ケビンコスナーがバリバリのアクションをしているわけではないが、どのシーンもカッコイイ
勝手に住み着いたファミリーや、ターゲットの仲間とのお友達っぽくなるやりとりが面白く、飽きさせない。
ストーリーとしては細かい所に甘さ(CIAのお姉ちゃんがなんで自分で撃たないのか→薬をあげるため?、なんでウォッカを持ち歩かないのか?とか、ケビンコスナー(家族も?)の暗殺を依頼した悪者は、暗殺者が殺されている事に気づいてないのか?)はあったけど見ていて面白かったのでOK
紫だとダサいのか?
最近復活を遂げつつあるK・コスナーのサスペンス・アクション。
しかし、この脚本はどうなんだろう^^;
困難な暗殺計画に臨む凄腕エージェントが不治の病と宣告され、
じゃあこれからは良きパパとなって娘の信頼を勝ち取るぞ~と
奮闘するっていう…あまりにムシのいいお話。
ちなみに過去に観た作品の色々とダブるのもベッソンならでは?
という感じで、面白いには面白いけど、何だか中途半端感アリ。
冒頭のミッション~娘へのハッピーバースデイ熱唱、辺りなどは
けっこう迫力があって良かったんだけどなぁ。
これと娘に自転車(紫に拘る)教習する緩急のつけ方がハンパない。
お父さん、病を推してそこまで頑張れるなら(新薬効果とはいえ)
家族破綻しなくてもまだイケたんじゃないの?と勘繰ってしまう。
大体奥さんだって(相変らず美しいC・ニールセン)、まだ未練感
アリアリだし、要はとっとと足を洗って欲しいってことですよね。
分かります…イヤですよね、こんな仕事。でもあんまりしつこく
描かれてくると、これホームドラマ?と思えてきてトーンダウン…
今回頑張ってるケヴィンは、あのリーアム親父に匹敵するほど
娘が命!で、アクションに次ぐアクション!、見せ場はたっぷり。
女エージェントのヴィヴィがまた、男心をくすぐる悪女?感満載の
A・ハード。ジョニデを骨抜きにしたバイセクシャル女優さんですが、
この人の使い方(というか演出)もよく分からない^^;
仲間なのに、味方なんだか敵なんだか優しいんだか残酷なんだか、
こういうタイプはルパン三世の峰不二子に相応しい♪と思いつつ、
新薬をエサにケヴィンがヘロヘロになるまで酷使するもんだから、
終いには立ち上がれなくさせちゃって。ダメだよー59歳なんだから。
アンタも少しは手伝ったらどう?早く撃って!と思ってました。
キャスト観たさと、パリの風景では、楽しめること請け合い。
私的には孤高のアクション多め~にして欲しかったところだけど、
祝♪復活、K・コスナー。これからまだまだ活躍していってね。
(昔とった杵柄。とはよく言うけど、やっぱり巧いわね売れたヒトは)
ちょっと笑える、でも至ってフツー((+_+))
なんであのビビはイーサンに殺させようとしてるのかしら?
最後なんて自分で殺った方が早くなかった?
そこがよく分からなかった・・・
ちょっと笑える所もあったけど、至ってフツー!
6/10
カッコいい親父。
ケビンコスナーと言えば、ボディガード。
ボディガードと言えば、ケビンコスナー。
今日までそうでした。
本作ラストミッションは、新たなケビンコスナーの代表作になったと思います。
若さを失っても、輝き続けている大人はそんなに多くないと思いますが、ケビンコスナーは間違いなくカッコ良く力強い親父像を演じてくれました!
スパイ活動に人生を捧げた男は、余命数ヶ月になり家族の元へ帰りました。
ところが、思春期の娘は彼氏に夢中でおまけに捻くれ者になっていた!
それでも、向き合いながら次第に娘が心を開きはじめていく姿に感動しました。
アクションも派手で、凄腕のスパイさながらの演技にも納得です!
ミッションしながら、娘の着信に律儀に出て、悪い奴には容赦しない!
それでも優しいお父さん!
こんな親父になりたい!そんな風に思わされた映画でした!
ありがとう!ケビンコスナー!
詰め込み過ぎです
リュック・ベッソン×ケビンコスナーで期待しましたが今イチ。
夫婦問題、子育て、病気、殺し屋、エロなど、視点が多すぎて、
「突き抜け感」を描けていない作品に感じました。
「ラスボスの伏線→オチ」も分かりやすすぎて、
彼氏は不自然にあんなに何回も登場しなくてもよかったかと。
映像の美しさで最後まで観れましたが、
個人的には観終わった後の消化不良感が若干ありました。
また、ストーリー上のツッコミとしては、
クリスマスに注射が送られてきますが、
それまではどうしてたの?とか細かい綻びも結構ありました。
最初のCIA長官前のヴィヴィと仕事中のヴィヴィの識別が難しく、
「いかにもセクシー要因」という感じのキャストで、
客をバカにしている印象もやや受けました。
総合的には、期待値より下です。
名前だけで仕事するとこうなってしまうのだという典型作品。
ケビンのための?
ケビンコスナーかっこいいという映画です。
男でも憧れちゃうなぁ。
アクションシーンはだいぶはしょっていますが年齢を考えると仕方ないでしょう。
うまく造られています。
娘に振り回されるというところも懐の深さの表れか。
人生の終焉をこうやって迎えられたら最高だなぁ。
薬で治ったらどうなるんだろうという気もしますが。
アンバー・ハードが…。
ケビン・コスナーが死にそうなCIAの殺し屋で、娘との関係に常に悩みながらも職務をこなして行くというあり得なさすぎな役なんですけど、不思議にハマってしまいました。また、ケビンに命令していくのがアンバー・ハードですが、あまりにもカッコ良すぎ美しすぎで、あり得なさの二倍で普通に観れるとゆーか…。この映像のキレの良さがリック・ベッソンの持ち味なんでしょうか?とにかく色々キレてます。だいたいアンバーがいなかったら『96時間』みたいなんですけど…?ケビン・コスナーとリーアム・ニーソンがカブッて見えますよ。
オレの思いを形にしてくれた映画
コスナーが余命3か月の殺し屋で疎遠だった妻と娘に会う。しかし娘はすっかり反抗的になっており、気持ちが伝わらないことこの上なかった。
オレにも何年も会っていない娘がいるため、気持ちのシンクロ率100%。オレも娘に魚を焼いて食べさせたり(映画では食べてくれなかった)、自転車に乗る練習をしたり、暴漢を叩きのめしたりしてあげたい。
オレももし今末期ガンだったら、会いたいと連絡を躊躇なくするのだが、とよく考えている。そんな思いを形にしてくれた映画であった。
映画自体すごく面白かった。特に敵のハイヤー会社の社長と会計係が憎めないキャラというか、単なる被害者と言ってもいいのかもしれないが、とてもキュートだった。コスナーの自宅に不法滞在している一家も、普通に暮らしているだけなのに家族の素晴らしさを伝えてくれた。
娘が大変なオテンバでヘマばかりしでかして、コスナーに助けられたり尻拭いされるのに、プンスカ怒っていて、そんな様子も微笑ましいものがあった。そんなに美人じゃないところがむしろ可愛らしかった。
一方で、アクションが特にカーアクションが非常に激しくて迫力満点だった。コスナーの格闘アクションが非常に危うくて、かなりコスナーがやられているところはハラハラした。末期ガン患者にしては相当強い方なのだが、それにしてもハラハラした。
※作品のレビューを書くためにサンプルDVDで見た後、劇場公開でまた見た。2回見ても納得の面白さだった。
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