「こんなものかな…」キカイダー REBOOT kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
こんなものかな…
クリックして本文を読む
ジロー役の役者、体が華奢すぎ。
ま、それは別として、昔のアニメや特撮ものの映画化が評価を得られていないのに後を絶たないのは、自分みたいに「ま、とりあえず観てから評価しよう…」と劇場に足を運ぶ者が一定数いるからなんだろう。
毎回、ガッカリして劇場を後にするのに。
この手の映画は設定とコスチュームデザインに工夫は感じるのだが、ストーリーが安直な上に、演出が下手くそ。
なんでどれもこれも同じ過ちを犯すのか?
とはいえ、本作はGATCHAMANよりはましだった。評価軸が低いが。
ハカイダーの脳がプロフェッサーギルだというアイディアは斬新だったかな。
でも、良心回路という石ノ森章太郎の大発明が全くオカド違いに扱われているのは、原作の根幹を無視したようなもの。
映画は映画としてオリジナルで良いというのが持論だが、素材の良さを殺さず料理してほしい。
画面の作りとしては戦闘シーンだけに注力したのだろうが、アンドロイド同士がカンフーやプロレスやるのはどうか。痛み感じるのか?
ワイヤーアクションにスローの多用は、振り付けの陳腐さに重ねて、演出として芸がなさすぎる。
戦闘シーン以外はとても語れない。
05年の仮面ライダーTHE FIRSTに比べれば観られたし、CASSHERNほど観客無視ではなかったよ。
コメントする