「中東の場面での登場人物の少なさが不満です。」海難1890 eigaeigaさんの映画レビュー(感想・評価)
中東の場面での登場人物の少なさが不満です。
既に亡くなられましたが、日本人を救うために志願され、後に串本にも来られた機長のこと、着の身着のままの日本人を暖かくもてなされた客室乗務員の方々のこと、陸路で帰国されたトルコの方々のご苦労など、映像で見たかったです。
また、政府と日航が見放した人々のために奔走した、トルコ在住の商社マンなども。
イラン-イラク戦争の脱出に関わられた方々の描写も期待していましたので、その点で不満が残りました。
イラン-イラク戦争当時、何故日本人がトルコ航空に助けられたのか、私は後に知りました。
その時のトルコの方々の勇敢さと優しさ、義理堅さを見てみたかったです。
この出来事は、トルコ地震への日本の対応、迅速な自衛隊派遣、日本からヨーロッパへの技術輸出にも繋がります。
少し不満は残りましたが、「杉原千畝」と併せ、何故、ヨーロッパの中でもポーランドとトルコが格別な親日国なのかを、多くの日本人が理解出来るよい機会をいただいたと思います。
実際、ヨーロッパで日本が苦しむ時、迷わず助けてくれるのはこの二国だと思います。
日本の先人に感謝します。
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