「情けは人の為ならず」海難1890 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
情けは人の為ならず
情けは人の為ならず、いつか自分へと返ってくる。
返ってくるのは何十年もあとのことでも、恩を忘れなかったトルコ人によって、テヘランで窮地に陥った「あの時の日本人の子孫たち」に救いの手が差し伸べられるわけだ。
その空港で、大使館職員はなんの説明もなく説得し、それですべてを理解するほどトルコ人にとってエルトゥールル号の悲劇は常識なのだ。
悲しいことに、それを当の日本人はあまり知らない。
本来なら今度は、テヘランでの援助を日本人が語り継いでいくべきなんだけどなあ。
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