「圧倒的な存在感」トークバック 沈黙を破る女たち ピンクマティーニさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的な存在感
同監督の「プリズン・サークル」に感銘を受けて、1週間限定の上映会に足を運んだ。新型肺炎の影響で、観客が少なかったのが残念!
映画は、女性たちのパワフルなパフォーマンスと存在感に圧倒されっぱなしだった。
彼女たちは最初から強かったわけではなく、容易には打ち明けられない過去、肉親・知人からのレイプ、ドラッグ、売春、窃盗など様々な犯罪歴やトラウマを持つ女性たちだ。
助けてくれる人もおらず、助けを求める術もなく、社会の周辺に追いやられ、非力な存在であった彼女たち。演劇を通して、自分を肯定し、自信を取り戻し、思いの丈を観客に向かって表現する。
そんな彼女たちの姿や発言に私も背中を押され、励まされ、会場を出た。
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