「少しダークファンタジー。」バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
少しダークファンタジー。
DCコミックには「ジャスティス・リーグ」というのがあって、そこではバットマンとスーパーマンは共演を果たしているようだが、映画で本格的に共闘したのは初めてだと思われる。
これは映画の夢である。
本作は「マン・オブ・スティール」の正式な続編で、スーパーマン(ヘンリー・カビル)とゾッド将軍(マイケル・シャノン)のあの壮絶な戦闘の影で、多くの人命が失われたことを物語の発端にしている。
バットマン(ベン・アフレック)もスーパーマンもヒーローなのだが、ウィークポイントもあって、そこをレックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)に巧みに突かれる。
このジェシー・アイゼンバーグがいい。うまい役者だということはわかっていたが、本作ではピエロ的な役割だけではなく、物語を牽引していた。
このキャスティングは見事だし、アイゼンバーグも見事に応えた。
ザック・スナイダーの映像はとにかく疲れる。こってり感が半端なく、常に緊張を強いられる。でもそれがよかったりする稀有な作家である。
映画らしい映画を観た。
今後DCコミックユニバースとして、いろいろ展開していくことになる。ザック・スナイダーが張り切っているので、ますます楽しみである。
追記。ガル・ギャドット、ひたすらかっこいい。
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