「葛藤が足りない」バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 あきらさんの映画レビュー(感想・評価)
葛藤が足りない
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大いなる力は大いなる責任を伴う。
彼らの選択はそれこそ人類の生存を左右する
なのにその選択に葛藤が足りない。
バットマンに親を殺した憎むべき銃を撃たせるなら、相当の理由が必要。派手な演出は良いが、なんの説明もなく、バットマンが殺す意思をもって人を殺すのは頂けない。バットマンの個性は、一対多数の素早いながらも苦しみながら闘う近接戦や、静かで暗いスニーキングで映えるのではないだろうか。
スーパーマンも自らの選択への葛藤が足りない。彼の行動原理は全て彼女であり母である。選択肢が潰された中で特に選択に迷うでもなく、操られる様には心打たれない。ヘンリーカヴィルはスーパーマンだけど、クラークとは遠すぎる気もした。
全体的に一作品に纏めるには無理があったように感じた。MCU改めて凄いなと思った。ただこれからのDCも試行錯誤で良くなることを期待。
字幕の違和感が多かったようにも感じた。
そんな中でもバットマンがマーサを助ける際の近接アクション、覚醒してからのワンダーウーマンはかなりかっこよかったし、ルーサーも良いキャラだった。
未来からやってきたフラッシュぽいのが、ブルースに忠告する所が一番笑った。
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