「Tell me, do you bleed... YOU WILL. DCの二大ヒーロー、ガチンコ対決!」バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Tell me, do you bleed... YOU WILL. DCの二大ヒーロー、ガチンコ対決!
前半はかなりダルくて仕事明けの状態で観ているのがしんどかったですが、中盤辺りのバットモービルが出てきてからは、かなり盛り上がってきて、その後は最後まで一気に楽しめました。
オタク監督のザック・スナイダー、アクションの見せ場は流石の一言!いちいちカッコ良くってド派手な演出です。個人的にはストーリーよりどんなスゴい映像が観れるかを重視するタイプですので、今回も大変満足しました。やー、お腹いっぱいです。
ベン・アフレックのバットマン、意外に違和感なくハマってました。「ダークナイト」とはけっこう違っているので、全く別物として楽しめますね。ヘンリー・カヴィルの悩めるスーパーマンも良かったですが、なんと言ってもガル・ガドット演じるワンダーウーマンが美しかったです。登場と共にいきなり音楽が変わって、とってもとってもワンダーウーマン推しでした(^-^;
そしてジェシー・アイゼンバーグの怪演は非常に楽しめました。「ダークナイト」でのヒース・レジャーのジョーカーに負けないぐらいの印象に残るレックス・ルーサーでした。ちょっと早口でイカれた感じが最高にサイコです。
ただ今回はDCコミック知らない人にはなかなか厳しかったのではないでしょうか?ワンダーウーマンは知名度低いので、いくらDCではスーパーマンやバットマンと並ぶ御三家の1人だったとしても大半の方は「誰?」となったのではないかと思われます。私自身はDCコミックちょっとだけ知ってるので、出てきてくれたのは嬉しかったですね。
中盤ワンダーウーマンが観ていたビデオで出ていたメタヒューマンは、メチャメチャ早く走れる「フラッシュ」、海底人の「アクアマン」、科学の結晶「サイボーグ」という今後単発での映画が決定されているDCヒーロー達です。2017年公開予定のワンダーウーマンの単独作品の舞台は第一次世界大戦らしく、今回出てきた写真が撮られた時代のお話になる模様です。そんな感じで今後のDCエクステンディット・ユニバースへの伏線が張られまくっています。
もちろん単体の映画としても楽しめますが、できれば先に「マン・オブ・スティール」を観ていた方が余計に楽しめます。「マン・オブ・スティール」の最後と今作の最初は繋がってますし、前回出ていた主要なキャラクターは今回もそのまま出ています。相変わらずケビン・コスナーが良いセリフを言うんですよねー。
ちなみにローレンス・フィッシュ・バーンが新聞社の正義を説くクラーク・ケントに「今は1938年じゃないんだぞ」というシーンですが、1938年はスーパーマンの連載が始まった年です。同じく「かかとをならしてカンザスに帰った」話は「オズの魔法使い(主人公ドロシーが住んでいるのがカンザス)」で、スーパーマンことクラーク・ケントが育ったのもカンザス。知ってる人は所々で「ニヤッ」とできます。
というわけでアクションやアメコミ映画が好きな人には鉄板の作品でした。DCエクステンディット・ユニバースはまだまだ始まったばかり。今後がとても楽しみです☆
再観賞
2020/11/21
DCEUはなかなか上手くいかなかったですね。今ではBVS 公開当時の予定とは随分変わってしまいました。
でも、劇場版だと「?」となってたストーリーが、アルティメット・エディションを観ると「上手くできてるじゃん‼️(マーサを除く)」となります。つまらないと思ってたストーリーも「スーパーマンは善か悪かで対立する民衆」を見てると、2020年の大統領選挙の分断されたアメリカを予見してたかのよう。
これは「ジャスティス・リーグ」のスナイダーズ・カットも期待できるのではないでしょうか✨
CBさん、コメントありがとうございました。
いやいや、正直本作って分かりにくいと思いますよ。元々続編ありきなので単発じゃわからせるつもりもないように感じます。CBさんも楽しめるアメコミ作品にいつか出会えるよう願っています。
やっぱり、ちゃんとわかって観ている人のレビューは、参考になります。自分の書いたレビューが、無知なために、辛辣に過ぎることが、わかりました。ありがとうございます。