「拍子抜け感は否めない。親子の絆の修復劇。」ラン・オールナイト 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
拍子抜け感は否めない。親子の絆の修復劇。
【賛否両論チェック】
賛:迫りくる追っ手を間一髪で振り切っていく様子に、思わずハラハラドキドキさせられる。壊れてしまった親子の絆の修復にも注目。
否:「NY中全員が敵」感はあまりなく、スケールも案外小さめなので、拍子抜けしてしまう人も多いはず。
いつ襲われるか分からない中で、ひたすら戦い続ける主人公の孤高な姿が、とてもカッコイイです。また、そんな彼とは対照的に生きてきた息子との絆の修復も、もう1つの見所といえます。
ただ、宣伝で言っているような、「ニューヨーク中、全員が敵」というような感覚はほとんどなく、「藁の盾」のようなお話を想像して観ると、思わず拍子抜けしてしまうと思います。
それでも、R-15にしてはグロテスクな描写なんかもそれほどないので、ハラハラドキドキしたい時には、是非オススメです。
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