「おもしろかった!」ラン・オールナイト 作品に向き合うゆき平さんの映画レビュー(感想・評価)
おもしろかった!
いやはや、なかなか良かったな、これ。
たぶん〈リーアムニーソン〉をここまで生かせるのは今のところ、『エスター』の監督だけだな。
さて、作品は…
おもしろかった!
素直にこの気持ちになれる作品だと思う。
NY中敵、というキャッチコピーもしっかり合ってる。ただ敵というよりかは善ある行動がとかそんな感じだけどね。
ただ、敵か味方かわからないとかそういうおもしろさって感じではないのでそこは期待しないこと。
今作の良い所は、やはりドラマ部分だと思う。
殺し屋の父が息子に距離を置かれているという設定をしっかり描いていて中途半端になってないので助け合ったり、息子を見守る父親の眼差し、ラストシーンと素直に感動出来てしまう。
しかも、エドハリスと友人だったという設定が憎くく、なんとも悲しい。
そんなドラマと逃亡劇のバランスが良く、ただのアクション映画になっていない作品。
しかも決着の仕方も綺麗に終わってくれて続編を出さないのは好感。
この監督って、そういう所が良いよね。続編ありきで作ろうとしない心は他の監督も見習ってほしいものだな。
とにかく、誰にでもオススメできて、素直におもしろいとなる、リーアムニーソンと『エスター』の監督の傑作。
オススメです。
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