「例えば、岡田以蔵と武市半平太のような・・・」ラン・オールナイト よしさんの映画レビュー(感想・評価)
例えば、岡田以蔵と武市半平太のような・・・
マフィアの殺し屋が、トラブルに巻き込まれた息子を助ける為にボスと死闘を繰り広げる物語。
リーアム・ニーソン主演のクライムサスペンス。「外れはないけど、最高もない」そんな私的リーアム評に相応しい映画です。
主人公とボス、主人公と息子、そして息子を失ったボス。人間関係を描きながら銃撃戦を魅せてくれます。
ただ、人間関係の描き方が浅く、そのくせ極端で面白みを感じません。
極端で言えば、主人公のダメさ加減。過去の犯罪の暴き方。
浅さで言えば、主人公とボスの関係。例えば、主人公がボスに精神的に依存するような関係性を描ければ、より深い人間ドラマになったように思います。
また、アフリカ系の殺し屋も蛇足。基調は人間ドラマに絡めたアクション。しかし、この殺し屋の登場でノイズが発生したように感じます。
やはりボスとマフィアとの決闘をラストにするべきでした。
私的評価はやや厳しめです。
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