「普遍的な家族物語ではあるけれど…」あなたを見送る7日間 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5普遍的な家族物語ではあるけれど…

2019年2月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

幸せ

ユダヤ教のしきたりが題材と聞くと日本人には分かり難そうに感じるが、宗教色は薄く、普遍的な家族の物語として見れる。
要は、父親が亡くなり、久々に集った家族が喪に服す為、暫く一緒に過ごす。
妻と上司の浮気現場を目撃した次男を筆頭に、兄弟姉妹の対人関係・恋愛模様、複雑な事情、母の長年の隠し事など、それぞれが抱える問題や秘密が浮き彫りに。
下世話で結構ドロドロ。
それらをユーモアで包み、ささやかな希望で描いてみせる。
好編…と言いたい所だが、何だかいまいち話に入り込めず。
アメリカ的だからかもしれないが、邦画の『歩いても 歩いても』のような家族が集って本音がチクチク刺さりながらも、ついつい共感してしまう物語性や魅力が欲しかった。

近大