ザ・ヘラクレスのレビュー・感想・評価
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ハーキュリーズ
アンビトリュオンがアルゴス王を破った。戦争を嫌い、平和を望む王妃のアルクメネ(ロクサンヌ・マッキー)は神殿に参って、女神ヘラからゼウスの子を産むがよいと告げられる・・・やがて子は産まれ、ヘラクレス(アルケイデス)と名付けられるのだ・・・
20年後、クレタ島のヘベ姫(ガイア・ワイス)と恋仲になっていたアルケイデス。しかし、アンビトリュオン王はアルケイデスが不貞の子であると疑心暗鬼になっており、長兄イピクレスを可愛がっていたため、アルケイデスにエジプト派遣を命ずる。しかし、それは罠であり、領土となったアルゴスの軍隊を送っていたのだ。アルケイデスの隊は隊長ソリティスとアルケイデス以外は全滅。2人は剣闘士として奴隷扱いされてしまう。その間にもイピクレスとヘベの婚約が決まっていた・・・
復讐というより恋愛を中心としたドラマ。迫力はあるが、CGやストップモーションを多用したり、グラディエイターものとしては拍子抜けすることも。冒頭と、最後のアンビトリュオン対アルケイデスの一騎打ちなんてのは面白いのだが・・・
マイティーソー?
雷を操るさまが、、
ヒュドラも退治しないしアマゾネスとも戦わないけど、
本当は、悲惨な最期を迎えた悲劇の英雄が、
幸せで立派な王様になったようで、
なんか安心した、、
神話の要素無し
ひどい。ヘラクレスのあんなに面白い神話が、どうしてこんな凡庸な話になってしまったのか。出世、怪力であるがゆえの苦悩、冒険、悲劇的な最期、ほとんどなくなってしまっている。
ありきたりな、百合若大臣の類型の話(政敵におとしいれられ、遠方で殺されたことになるが、復讐のために戻ってくる)になってる。
これをヘラクレスの名前でやる必要は全くない。
神話的にしないでやろうとした意図はわかるが、それにしても元の話と違い過ぎている。
主人公は、自分の難しい立場をわきまえずに能天気にヒロインといちゃついて、窮地に陥るとか、お調子者で頭が弱く見える。ヒロインもそんな主人公にぞっこんという、近年あまり見ないステレオタイプさ。
いつか、ちゃんと神話のヘラクレスを映画化してくれればいいなと思う。
単に古代ギリシャ的世界のアクションとか男性美を楽しみたいなら、いいかも。
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