「警官も人間。壮大なスケールで描かれる、悲壮な戦い。」S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
警官も人間。壮大なスケールで描かれる、悲壮な戦い。
【賛否両論チェック】
賛:首都壊滅を目論むテロリストとの戦いが、壮大なスケールで描かれていく。最前線で戦う警察官達の、決して諦めない不屈の姿勢や、家族を想う葛藤も胸に響く。
否:設定にはかなり無理があり、ご都合主義か。テレビ版等の予備知識も必要。
日本の崩壊を目論む凶悪なテロリスト達に対し、警察部隊の最前線で戦う男達が、決死の覚悟で突っ込んでいく姿は、ハラハラドキドキの連続です。また、そんな男達も1人の人間であり、帰りを待ちわびる家族がいるということ。家族を想いながらも、治安を守るという悲壮な決意で戦っているというこを考えさせられる、そんな感動的な側面もあります。雰囲気としては、「SP」と「海猿」を合わせたような印象がします。
設定そのものはかなり荒唐無稽で、実際にはありえないような場面も沢山ありますが、それをツッコむのは野暮というもの(笑)。逆に言うと、それくらい壮大なスケールで描かれた作品なので、観ていて圧倒されます。
グロいシーンも少しだけありますが、日本を守る主人公達の活躍を、是非劇場でご覧下さい。
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