劇場公開日 2015年8月29日

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「今の時代にこその特殊部隊を描いた作品に感動」S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE teruoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0今の時代にこその特殊部隊を描いた作品に感動

2015年8月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

難しい

最後の頃、気がついたら泪が頬を伝わっていた。確かに確保を理念とするNPSは架空の部隊だが、SATやSITは実在する。警察内部でも素性を隠し、家族にも任務内容を隠し、大事が起これば命を懸けて治安を守っているのだ。テロ事件が起こっている今、この映画は深い意味がある。
絵空事のアクション映画ではないのだ。
ただ制圧するのではなく、確保して、何故、事件を起こしたか究明し、罪を問い心から償わせ、今後の再版防止に努める。警察はその為にある。そして、テロや普通の警官では解決できない事件解決に命掛けで解決に当たるのが特殊部隊なのだ。その責任はどの部署より重い。国の治安と国民の命と未来がかかっているからだ。その意味を感じた時泪が心から流れた。
この映画はノンフィクションに限りなく近いフィクション映画なのだと思った。
この映画は、是非、ヒットしてほしい。そして、是非、次は曽我の復讐心に関わるハイジャック篇を作って欲しい。曽我の心の重荷をSが神御蔵が林が下ろしてやってこそ、本当の意味で「最後の警官」は、一先ず巻く引きが出来るのだと思う。その為にも、この映画を多くの人に見て欲しい。復讐心で事件は解決してはならない。命は知らない所で、特殊部隊で守られていたんだと本当に感動した。

teruo