劇場公開日 2014年8月23日

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「ローマの壮大なる歴史的建造美を背景に、退廃的享楽に浸る皮肉な老小説家の内面的変遷を描く」グレート・ビューティー 追憶のローマ resuwisshu311さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ローマの壮大なる歴史的建造美を背景に、退廃的享楽に浸る皮肉な老小説家の内面的変遷を描く

2022年5月15日
PCから投稿

「主役の老小説家はまるで”私自身”のようだ」と共感できた者であればどっぷり映画の世界観に浸ることができるかもしれない。
主役ではなく配役の中の誰かに共感できても。

仮に誰にも共感できなかったとしても、ローマの映像描写と種々様々な音楽の組み合わせの妙を感じ取れたなら、それらの視聴に身を委ねるだけで”何か”が内面から湧きあがってくるかもしれない。

そして”何か”を把握しかけ、再度の視聴欲求が生じたなら何度か見ることで、最初は訳わからなかったことが有機的関連を持っていたことが理解され納得できるようになるかもしれない。

しばらく間をあけてもう二三度は見ることになりそうな予感。

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resuwisshu311