ぼくを探しにのレビュー・感想・評価
全23件中、1~20件目を表示
クラシック音楽のコンクールに於ける黄禍論
この映画がクラシック音楽をどうとらえているのか?が気になった。また、クラシック音楽のコンクールに於ける黄禍論を言いたいのか?微妙なんだよなぁ。シャンソン見たいな曲は凄く良いのだが、メヌエットに駄目だしするセリフとか、凄く気になったし、ビアノの上に飾られるベートーヴェンは怖いし。挙句の果てにそう言う事!って感じてしまう。ウクレレも良いけど。ビアノがウクレレに劣る事は無いと思うが。考えすぎかなぁ。東洋系の女優さんが、日本の女優さんで似たような人がいますね。少し前の国営放送の朝のドラマに良く出ていた。
主演の男優はミスター・ビーンみたいだし。
タイトルなし
双子の伯母が海岸を歩きながらさくらんぼの酒漬けを交互につついて愚痴を言う場面が楽しく印象に残った。だんだん酔っぱらってきてはしゃぎ始めたりさくらんぼの種をプッと吹いたり。陽気で押しが強いんだけど嫌みじゃない、下品にならないギリギリのラインをいくのが上手い。監督もインタビューであのシーンがお気に入りのようだったが、本当にこの監督のアニメに出てきそうなシーンだった。ただ映画としてはちょっと退屈さもあった。
ファンタジックな世界、ストーリーもしっかり
アニメーション映画の監督、『アメリ』のプロデューサー、美しい映画のパンフレットに惹かれ見始めました。お揃いの服を着る叔母達やハーブティーを飲んで思い出す映像はミュージカル調になっているなどファンタジックな要素がいっぱい。それでも俳優陣は素晴らしいし、切なくやさしいストーリーもしっかりとしていて、最後まで映画の世界に引き込まれました。
美術は『タンゴ・レッスン』や『FOUJITA』のカルロス・コンティ。柄on柄、アンティークのピアノ、ミラーのシャンデリアが照らすアパルトマンの畑など、すばらしい美術。私の理想の世界観です。
異空間
フランス映画だった。フランス映画は私にとってちんぷんかんぷんが多いが、この映画は心地よい風が吹いているような気分になれて良かった。誰が悪くて誰が良くてとかではなく、みんなが許しあって認め合って幸せに普通に暮らしていく。音楽や特に映像の色合い配色にとても力が入っていた気がする。美術、素晴らしい!あんな部屋に住みたくなるが、水遣り無理だな。映画で言いたかった事は、あの木の前で女性が声を大きくして喋った事だったのかな〜
アニメーション作家のシルヴァン・ショメの実写映画作品。二人の老婆と...
アニメーション作家のシルヴァン・ショメの実写映画作品。二人の老婆と暮らす言葉を発しない青年ピアニスト。不思議な秘密のお部屋菜園。ママとの記憶を探して。 音楽も相変わらず素晴らしい。実写も良いけどアニメーションも作ってね。
監督さんや俳優さんの知識を全くなく見た。 夢と現実の中間くらいの不...
監督さんや俳優さんの知識を全くなく見た。
夢と現実の中間くらいの不思議な世界。
映像がどのシーンもみんな面白かった。
でも、疲れていたので時々寝てしまった。
もう一度みたい気もする。
原作はあるのだろうか?
あったら読んでみたい。映画では早送りだった中国人女の子との関係なんてもっと深く面白くなるんじゃないかな?
邦題の「ぼくを探しに」はこのフレンチポップな夢の世界に合わないかも。
パパとポールの二役
netflixでちびちびみました。主人公が喋らないので、読み取るのがとても大変だった。
他の人のレビューにあった邦題が最悪というのには共感。「Atila Marcel」をそのままでよいと思う。パパー・・・(泣)。これはパパとポールの一人二役になっているところもミソだと思う。(ポールがむきむきで驚いた。)
それにしても監督はマルセルプルーストになにか思い入れがあるのかしら?
甘い
フランス菓子の様なフワフワな作品で、甘くまったりとした幸せ感に浸りたい方向きでした。
フィルムの色彩に淡さがあり、おもちゃ箱をひっくり返したような世界観。ジャン・ピエール・ジュネやミシェル・ゴンドリーがお好きな方はお好みだと思います。
トラウマから口がきけない主人公の克服物語なので、安心して観ることができますが、個人的にもう少しビターな部分も欲しかったかな。
そして、見つけた。
シルヴァン・ショメ監督の『イリュージョニスト』は自分、本当に感服したというか、かなりのフェイバリットでして、コミカル調なアニメーションでありながらも、ここまで切なさや辛辣さ、悲哀に満ちたエッセンスを詰め込んでくるか!と、劇場で鑑賞した時にゃあ軽く衝撃を受けたもんです。こりゃ稀代の才能だなと。そのショメ監督が今回は実写映画に挑んだというんですから、まあ観ない手はない訳ですよ。
いやぁ、うん。すばらしかったです!この監督にとっちゃフィールドが実写だろうがアニメーションだろうが関係ないんですね。
まず設定がユニークじゃないですか。二歳の頃に両親が不審死を遂げ、それがショックで喋れなくなったまま育ったピアニストのポール君(33歳)。彼がこの映画の主人公でして。この人物設定からしてもう興味惹かれますよね。ポール君を引き取ったのが姉妹の伯母さんで、彼は今も彼女らと三人暮らし、ってのもなかなかパンチ効いてるでしょ。ある日、そのポール君が偶然に出会った中年女性から、謎のハーブティーを飲まされたのを切っ掛けに、閉じていた筈の過去の記憶が少しずつ蘇り、彼の日常が変化していく……的な。
この話のそういった妙味、風変わりな設定を踏まえて観てると、アニメチックな味わい、雰囲気がふんだんに散りばめられてることに気付くんですよ。実写の世界にアニメーションの展開と手法を持ち込んだ!というと少し語弊(少しどころか大分かも)があるかもしれないんですけども。や、別にCG多用してる訳でもないし劇中にアニメを放り込んでるってんでもないんです。んー何て言えばいいんだろう。兎に角、まず言えるのがカラフルだ、てことで。しかしそこに「わざとらしさ」や「あざとさ」を感じないというか、ナチュラルな色彩で、若干の褪せた色合いとでも言えばいいのかしら。その中で一枚絵の様にカッチリはまった構図が出てきたり、アパルトマンの一室に野菜畑があったりの非日常的な風景、赤ん坊視点のPOV状態でシュールなミュージカル劇が繰り広げられたりして。
これね、アニメーションやってた人だから出てくる発想だと思うんですよ。実写的な制約というかリミットを自ら設けてないというか。
物語の展開なんかもね、自由じゃないですか。自由なんですよ。だけど伏線の張り方はしっかりしてるし。あっちこっちでちょいちょいフラグ立てて、ちゃんと回収してる。
何だか不思議で、面白い映画を観たな、という満足感。いや楽しませてもらいました。もっとあれこれ感想言いたいんですが、キリがないのでwここまでにしておきます。
邦題が最悪
シルヴァン・ショメのアニメーションを観たことがある人ならば、きっと、あの強烈な叔母達がアニメだったらどんな風かな、と
想像してニヤリとするだろう。
物事を良し悪しでなく、理屈でなく、自分の都合で判断する。それが人間なのだと思う。
彼は決して、自分からそれを探そうとした訳じゃない。偶然の出会いが、それをもたらした。それは例え必然だったとしても。
時に運命は向こうからやってくる。
こんな陳腐でお門違いなタイトルつけなくたって、もっとたくさんの映画館で公開したら、もっと多くの人に観てもらえただろうに。残念。
ふわふわー
あの魔法のお茶、凄く危険なニオイがしました。
その時点で少し、自分と作品の間に隔たりができてしまって…まったく のめり込めなかった。
ただ、映像や音楽はポスターのイメージ通り、とても可愛らしいので その点で楽しめたのかな。
うーん。という感じ
久々に,いいんじゃない!?
現代風な?今風に?日本語的に言えば私的に"ホッコリ",横文字の日本語的に?言えば,"ハートウォーミング"なんて言葉がピッタリだと思えたなぁ~ 久々に全くひねくれていなく,純粋且つ心地良い感じで素直に観終われたような気がした…
観やすい
フランス映画はあまり得意ではないのですが、お話もおもしろいし、映像や色合い、キャラクターもよくて目を離さず、少し眠くなりましたが、がんばって堪えて最後まで観ましたが。
眠くなると時々諦めて寝てしまうことが多いのですが、今回は最後まで全部観たくて。
全23件中、1~20件目を表示