「無双過ぎる花嫁」ブライド・ウエポン スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
無双過ぎる花嫁
「エージェント・マロリー」よりは、間違いなく女格闘家ジーナ・カラーノのアクションをこれでもかと堪能できる作品に仕上がっていたと思いました。
凄いとは思いつつも、どこか「エージェント・マロリー」でのアクションは、見せ方の問題もあってやや消化不良なところもありましたから、それに比べたら今回はB級度は増したものの、思う存分ジーナ最強アクションを堪能できる内容になっていたので、スッキリしましたよ。
しかも予想以上にサスペンスフルなストーリー構成で、謎が謎を呼ぶ展開に退屈することなく見れたのも良かったですね。
正直ストーリーは、誘拐された旦那を救い出す為ジーナが敵をボコボコにしつつ救出する単純な話だと思っていましたから、良い意味で予想外でした。
ただ、突っ込みどころの数も半端じゃなかったですね。
瀕死の重傷を負ったはずなのに消えた旦那、一体どこに消えたのか?どこに連れて行かれたのか?犯人は?目的は?って、終わってみると、そんなことしなくても、犯人さん達・・・もっといい方法あっただろと、突っ込まずにはいられませんでした(苦笑)
まあでも、ご都合主義の極み的展開であろうが何であろうが、ジーナの最強アクションを堪能できればそれで良し。
騙したやつは、問答無用で皆殺し、この徹底ぶりが気持ち良かったなぁ~、って、さすがにやり過ぎだな、あれは・・・。
しかしまあ舞台になったのは確かドミニカ共和国のリゾート地でしたっけ?
何か凄い島ですね、あんなとこ住みたくないし、行きたくもない、新婚旅行に何であんなとこ選んだの?(苦笑)
その微妙な島のボス的存在だったのが、みんな大好き我らがダニー・トレホ爺でしたが、今回も最初だけ出てトレホ詐欺なのかと思いきや、まさかの・・・。
しかし、トレホに見せ場を作ったが故に、映画的には少々減点、この映画に関しては、その解決方法、その締め方、期待とは違ったなぁ。
全体的にはジーナアクションを堪能できて満足したんですけど、最後だけ惜しかった、ドミニカに気を使ったのか?