「スパイというより快盗」ジョーカー・ゲーム やまはじさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイというより快盗
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伊勢谷友介演じる結城中佐の圧倒的格好良さ、亀梨和也演じる主人公のスタイリッシュさは見ていてとても楽しかった。深田恭子演じるヒロインもとてもセクシー
屋上での逃走シーンやアクションシーンにこだわりを感じるものの
スパイ映画らしからぬ派手さが目立って、原作の秘密主義な雰囲気が全く感じられなかったことが残念。スパイグッズが登場するのだが、グッズで盗撮した写真をもとに仲間が盗むならともかく主人公が侵入し盗むのなら抜群の記憶力を持つ主人公にそれは必要なのか?といまいち燃えない。
「死ぬな殺すな」というD機関の信条があるわりに、下手したら殺していたんじゃないかというシーンもいくつかあってスルーしづらい粗が目立つ。
情にもろいという主人公の設定が裏目に出てばかりなのも残念だった。
実力というより運が良かっただけでもぎ取った勝利だったし、期待していた頭脳戦も微妙。
キャストの演技は良かったがスパイといえばクール、完璧、隠密というイメージを持っている人には向かないかもしれない。
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