「台無しの映画化」ジョーカー・ゲーム ヒットマンさんの映画レビュー(感想・評価)
台無しの映画化
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アニメ版が素晴らしかったのでDVDにて鑑賞。
観なければ良かったレベルの実写化失敗作。
主人公は足音ルート外して呆気なく任務失敗するので、どうやってリカバリーするのかと思いきや、目撃者を取り敢えず気絶させるという場当たり的な対応。
その後、その辺のことはなし崩し的にうやむやにしてしまった上に、大事なターゲットを抱えたまま深キョンのハニートラップ(笑)に簡単に引っかかって横取りされるとか、もうお笑いでしかない。
原作の良さは、正体が知れただけでも任務失敗という厳しい条件下においても「殺すな死ぬな」を守り抜き、人知れず任務を遂行する、派手なアクションも爆発も不要の中で、一級のサスペンスを構築してるのに、この映画化はその世界観すらぶち壊して本当に最低最悪。
既視感溢れるスタイリッシュな映像とミッションインポッシブルのパクリのような音楽でクライマックス盛り上げますが、ここでも「殺すな死ぬな」すっかり忘れて大爆発起こしてステロな敵役を丸焦げにします。
あのイギリス野郎はいったい何度の火傷で復活したのでしょう(笑)
ラストは深キョンが「命張ったのに報酬たったこれだけ?」とか、もう既にスパイじゃなくこそ泥と化して、、、とりあえず、ジョーカーゲームのタイトル外して欲しいですね。
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