「やっぱりいい味出しています、ウディ・アレン」ジゴロ・イン・ニューヨーク 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱりいい味出しています、ウディ・アレン
若干、ネタバレあり。
トランスフォーマーシリーズで、謎の諜報機関員を演じていたジョン・タトゥーロが、監督・脚本・主演を演じた、コミカル作品。共演のウディ・アレンがいい味出しています。
本作では監督・脚本・主演と大活躍のジョン・タトゥーロ。上記に記したように、トランスフォーマーシリーズでは、ちょっとイッてしまった謎の諜報機関員をコミカルに演じているんですが、この作品では、イケメンではないけどセックスアピールの有るいい男を演じています。まぁ、確かに、そう見えないこともないかな??でも、一介のオッサン(失礼)が、ジゴロをいきなり始めて上手く行くんですかね? まぁ、そこはイタリア系アメリカ人の本領発揮なのかなぁ(笑)。
この作品は、ウディ・アレンがいないと成立しません。チョコチョコと、動きまわって、周囲を引っ掻き回しています。ところで、劇中、ユダヤ系の人物が関わってくるのが、この作品の重要なポイントになってくるんですが、この件は、ウディ・アレン自身がユダヤ系だから?ただ、こう言う宗教的な制限事項なとは、日本人には判りにくいですね。
シャロン・ストーンが出ています。で・す・が・・・、女性にこういう事を言ったら大変申し訳無いんですが、・・・残念です。
バネッサ・パラディが、本人初の英語のセリフの役らしいのですが、立派。日本人も、こう言う風にならないとねぇ。渡辺謙さんとか、真田広之さんとか、海外に活躍の場を広げている人はいますが、もっといて欲しい!あ、バネッサ・パラディの話でした。前歯が抜けているように見えたのは、役作りなんですかね?彼女が画面に出る度に気になってしまいました。
気になったと言えば、リーブ・シュレイバーが演じるドヴィ。NYPDカラーのパトカーにのっているし、着ているジャケットに付いているマークもNYPD風ですが、どうも違うっぽい。実際、「地域の警備員だ」見たいなセリフもありますしね。彼の職業は一体何?
それと、弁護士ソルが出て来る件。ああ言う事って、ニューヨークじゃ、見て普通に理解できる出来事なんですかね?宗教に関連した出来事なわけなんですが、ある意味、公権力によらない裁判であるわけで、どういう事なんでしょう?
まぁ、ちょっと不思議なところはありますが、その辺りを気にしなければ、ちょっとエッチで、ちょっと切なくて、ちょっと笑える映画だと思います。