JIMI 栄光への軌跡のレビュー・感想・評価

　映画のつくりは素晴らしいのだが、見たい場面をことごとくはぐらかされる。女ともめてる様子ばっかでがっかりだ。『サード・ストーン・フロム・ザ・サン』が聞きたかったが『パープル・ヘイズ』すら掛からない。レコーディング場面での創意工夫が面白いのに女が邪魔くさい場面でしかなかった。

　いかに『ボヘミアン・ラプソディ』が素晴らしいかが浮き彫りになった。なぜビートルズの曲ならOKだったのか意図が不明。もう一回作り直して欲しい。

　リンダがとても魅力的だった。

若い頃ジミヘンを聴き込んだ時期があったので観に行った。今作では権利関係の問題でジミヘンの音源は使われてなくてやはりちょっと物足りなさを感じてしまった。不覚にも途中、すこし寝てしまってたぶん重要なシーンを見逃してしまった。

ジミヘンを支えた女性たちが切ない。苦しいよね(>_<) ただ、DVは作り話らしい。あの映画をみたご本人が、彼は私に手を上げるような人ではなかったと、この作品を批判しているそうだ。でも、精神的なDVはあっただろうね、とは想像つく。

ジミヘン自身の葛藤も描かれていたけど、途中寝てしまってついていけず。すみません。