「さすがポンペイおたく」ポンペイ ちゅうみぃさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがポンペイおたく
子供の頃からポンペイが好きだったというポール・W・S・アンダーソン監督のポンペイおたくぶりが遺憾なく発揮されていました。
火山学者や歴史学者たちからもお墨付きが出ているので覚悟して観てほしいという監督の言葉通り、火山灰が飛び散ってくる様も圧巻で、当時の再現はほぼ完コピ状態、今だからこそVFXを駆使しリアルに再現できるのだと伺いましたが、百聞は一見に。。。ですね。
ポンペイの遺跡に行ったことがあるのですが、闘技場ではないものの、さっきまでの一般家庭での団欒が復元されていたり、土砂で固まって妙なカタチになってしまったミイラとも違う人間の塊をたくさん見たのですが、当時でも、まだまだ復元途中ということで、手つかずで柱だけが立っている広大な敷地が印象に残り、ヴェスヴィオス火山の噴火直前のものがたり、ひとつの都市が灰に埋もれてしまった事実の直前のものがたり、この作品も、実際も、たくさんの人々の生活が本当に直前まであったのだと改めて世紀のディザスターの威力を思い知らされました。
この大噴火を題材にして、身分の異なる2人の恋愛、ローマの悪徳元老院の横暴、剣闘士同士の友情など様々な人間模様を描いた歴史アクション大作は、是非、3D効果の高い大画面で体験することをお薦めします。
Mr.24ことジャック・バウワーも、死なない男っぷりを発揮していてなかなかしぶといです。
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