「ポンペイのあの街中の車道や酒場の遺跡が、在りし日は、このような姿だったのだと、空想していたその活況の姿を映像として観ることができます」ポンペイ あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
ポンペイのあの街中の車道や酒場の遺跡が、在りし日は、このような姿だったのだと、空想していたその活況の姿を映像として観ることができます
うーん、映画としては星3つがいいとこ
正直、ローマものが好きでないと厳しい
しかし、ローマ帝国好きとしてはオマケするしかない
内容はグラディエーター+コナンザグレート+スパルタカス+ローランド・エメリッヒ監督作品と言ったところ
ストーリーはまあそんなもんで薄っぺらく、深みも何もありゃしません
ご存知ポンペイの悲劇を舞台にしています
クライマックスにベスビオ火山が大爆発します
大変派手にCGを駆使しています
美術や衣装はグラディエーターのものを踏襲しています
というかそのものです
グラディエーターが好きなら番外編として楽しめると思います
それでもなお、塩野七生の「ローマ人の物語」や、古典のエドワード・ギボンの「ローマ帝国衰亡史」を読みふけった人なら楽しめるはずです
観ておく値ちはあります
ポンペイのあの街中の車道や酒場の遺跡が、在りし日は、このような姿だったのだと、空想していたその活況の姿を映像として観ることができるのですから
どこまで正しい考証かは怪しいものですが、まあこんなもんなんでしょう
ラストシーンの石像は、ポンペイの有名な石膏像をモチーフにしたものです
火砕流が町に押し寄せると、高温の火山灰に埋められた人間は一瞬で燃えて灰となってしまいます
やがて火山灰は堅く固まり、人の形をした立体的な空洞が残るのです
現代になって考古学者がその空洞に石膏を流しこんだら、まるでついさっきまで生きていたかのような石膏像ができたのです
幾つもあります
男女が抱き合って倒れていたものがあったのも有名です
いつの日にかポンペイに行ってみたいものです
写真でしかみたことがありません
憧れの地です
コメントする