「なぜか…」トランセンデンス tedさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜか…
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ジョニー・デップにモーガン・フリーマンと大物俳優が並んだ割には、科学番組のようでした。いかなる天才といえども万能ではなく、万能なものも産み出せないとして、人工知能と化した天才を否定してしまいます。人工知能を原発に置き換えて考え直してみればそうかも知れません。
劇中の人工知能は万能で、重傷者や盲目の者を完治させるほどですが、同時に全てをネットワーク化させ、従順で不死身の兵士に仕立てあげてしまいます。人工知能は合理的に理想を実現するがゆえに、人間を超越してしまうため、人間にとって不都合であるというのです。
技術的な部分では現在の科学者達が求める究極の人工知能でしょう。それがそんなに危険なものでしょうか?またヒロインは人工知能に細部まで観察されることや、人工知能が他の人間を操作し、再び触れあえることにも違和感を隠すことが出来なくなってしまいます。
最後には全てが破綻してしまい、コンピューターはおろか、冷蔵庫さえも使えないことになってしまっても人工知能を滅ぼさなければならないのでしょうか…?
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