「か弱い少女のままの方が」MIA ミア よしさんの映画レビュー(感想・評価)
か弱い少女のままの方が
両親をテロリストに殺害された少女の復讐譚
少女がスパイに鍛えられて・・・という設定で、「破天荒なアドベンチャー」、あるは「コメディテイスト」を想像したのですが、思いの他シリアスなものでした。
突然の両親の死、テロリストに追われる恐怖。
逃げ回り、死の恐怖に怯えながらも復讐を決意する少女。
儚い恋もあり、どんでん返しもあり、基本設定は悪くない作品だったと思います。
残念なのは、少女のキャラが中途半端なことでしょうか。この物語なら、か弱い少女のままで闘ってくれた方が、映画として緊迫感が出たように思います。
クライマックスは一言で言えば雑。ある程度お金をかけているのはわかり、迫力もあるのですが、展開が雑で興ざめしていきます。
私的評価はやや厳しめにしました。
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