劇場公開日 2014年2月1日

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「いまいち盛り上がりに欠ける」MIA ミア REXさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0いまいち盛り上がりに欠ける

2022年6月14日
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単純

アフガンでテロに遭遇した白人女性が母国へ逃げ延び、娘を生む。己の出自を知らぬまま育った娘ミアと、その一家を襲う謎のテロリスト。
MI6に匿われたミアは傭兵の男に訓練を乞い、復讐のためアフガンに旅立つ…。

と!ここまで書いて大いに盛り上がりそうなのだが、いまいち盛り上がらない。
母親がなぜアフガンで観光客と偽ったのか、父親は誰なのかなど、一応張り巡らされた伏線は回収されていくのだが、進み方が淡々としていて、しかもわかりずらい。

他にもアフガン人同士の利権争い、明かされる親子の情、MI6の陰謀…などなど盛りだくさんなのだが、やっぱり盛り上がらない。

アクションの見せ方が下手なんですね。カメラアングルが悪いというか。
例を出すと、トイレに入ってきたテロリストからミアが身を隠すためにバスタブの中に隠れるシーン。ミアの携帯が鳴ってしまい、隙をついて逃げるときの動きがもっさりとしていて、緊迫感がない。

いや、恐らく撮影中に動く人間のスピードなんてあんなもんなんですよね、きっと。でもそれをいかに速く見せるかが、撮影の腕の見せ所なはずなので。

脚本はスパイもののおいしいところをかい摘まんだだけ、撮影もいまいち、なんだか素材はいいのに勿体ない映画だった。

REX