「悪くない」想いのこし みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
悪くない
では、すごくよかったかと言うと、それほどでもない。
岡田将生演じるチンピラが、死者とその関係者とのふれあいを通して、
新たな生き方を見出だしていくのだが、そう単純には行くまい。
ろくでなしは、所詮ろくでなしだ。
死んでしまった4人のエピソードも、それなりには心に響く。
しかし、心に染み入るほどではない。
広末と息子の話が最も重いが、それでも深みに欠け、全体的に浅くて軽い。
こちらは折角の映画鑑賞で泣く気満々だし、
映画館の暗闇と大画面という状況の下だからこそ涙したが、
テレビの2時間ドラマだったら、かなり物足りなかったかもしれない。
改めて振り返ってみると、☆3つ半はおまけだね。
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