「美しい双子と厳しい世界」悪童日記 Mさんの映画レビュー(感想・評価)
美しい双子と厳しい世界
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ハンガリー全土の学校から探し出したという双子の兄弟が美しすぎる…!
それとは対照的にストーリーは厳しく悲しいものでした。
戦争映画だから当たり前と言えば当たり前ですが…(戦争シーンは一切ナシ)
ゲイで面食いのドイツ人将校に目を付けられたときはどうなるのかと思いましたが、普通にピンチを助けてもらって終了という…
よかったよかった。
個人的に悲しく腹立たしかった場面のひとつが、汚れてシラミだらけになっていた双子をお風呂に入れてごはんも食べさせてあげた教会で働くお姉さんが思い切りユダヤ人差別者で、さらにユダヤ人狩りの際「靴屋を忘れてるわよ!」と告げ口し最終的にその靴屋さん(いい人)が斧で殴り殺されてしまうというもの。
その後双子はそのお姉さんに復讐をするわけですが…(そして上記のピンチに陥る)
トータルとして見ごたえがあり面白い映画だったんですが疑問がいくつか。
①結局おばあさんは夫を殺したのか?
②隣の女性は多数の兵士(ソ連兵?)に性的暴行を受け殺されたと思われるが、どうしてその母親は「幸せに死んだ」なんて言ったのか?
③双子の父親はなぜ自国から国境を越えようとしたのか?捕虜になったのは自国で?
④なぜ双子は離れ離れになるという決断をしたのか?「強くなる訓練」の仕上げとしても不思議…
まあ原作読めばわかるかもしれない…ということで読んでみようと思います。
暗めの映画大丈夫な方にはオススメです。
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