「【”神々の山嶺”未踏峰だった世界最高峰、エベレスト登頂した過程を当時の記録映像と再現ドラマを交えて描いたドキュメンタリー映画。高所登山の疑似体験が出来ますよ。】」ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”神々の山嶺”未踏峰だった世界最高峰、エベレスト登頂した過程を当時の記録映像と再現ドラマを交えて描いたドキュメンタリー映画。高所登山の疑似体験が出来ますよ。】
■世界最高峰の山エベレストの人類初登頂に挑むイギリス遠征隊。
その一員となったニュージランド人のエドモンド・ヒラリーとネパール人のシェルパ、テンジンだったが、第2陣の隊に選ばれてしまう。
しかし、第1陣隊が8000まで登りながらナイフリッジで登頂を断念したことで2人にも登頂の機会がやってくる。
◆感想
・個人的な事で恐縮であるが、私は大学から登山を始め就職しても30台半ばまで大学時代の友人達と登山を続けていた。
故に、「楽人」と「山と渓谷」は毎月購入し、面白そうな登山ルートや、登頂記を読むのが好きである。
・今作は、1950年代当時の高所用登山器具や、エドモンド・ヒラリーの幼い頃からの性格や当時の極所法での登山スタイルがキチンと描かれていて面白かった。
・本当にエベレストで撮影したのかは、登ったことが無いので分からないが、下部のアイスフォールや、ローツェフェース、ノースコル、ナイフリッジは写真で観た様子に似ているので、本当に登ったのだとすれば、高所撮影に成功している訳で凄い事である。
・更に難関中の難関、ヒラリーが越えた事で名付けられた8800Mの巨大な岩壁ヒラリー・ステップをエドモンド・ヒラリーとテンジンが攀じ登る姿は興奮する。
<今作は、今では多くの人が登頂しているエベレストであるが、エドモンド・ヒラリーとテンジンが挑んだ時は未踏故、ルートもその場に行かないと分からなかった中を攀じ登り、見事に登頂した偉業を体感できる作品である。
ラストに映される、青いの空の下(高所だと、独特の吸い込まれそうな色である。)360度のパノラマのシーンは感慨深い。
登山とは、あの頂上からの風景を眺めてしまうと病みつきになるのである。>